社外取締役の人数は、多い方がコーポレート・ガバナンスには良いのか。
社外取締役の人数が多いほど、取締役会での影響力は強まる。米国企業の多くは、取締役の半数以上が社外からの人材で占められる。日本では過半を占める企業はまだ少なく、全体として社外取締役をさらに増やす方向になっている。
ただ、一律に過半まで引き上げるべきかは議論が必要であり、専門家でない社外取締役の影響力が強すぎると拙速にトップを入れ替え、結果的に収益化が遅れることもあり得るからである。
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